帰宅中です。私って秋学期の5限終わりが好きなんだということに気づきました。暗くて、秋冬の匂いがして、なんだかときめきます。やりたいことが、楽しみなことが湧き出てくる気もします。昔冬に1人でよく出かけていたこと、自分は1人でも大丈夫だという強さを持っていることを思い出させてくれるような。感傷的になれますよね。
この間東京に遊びに行ってきました。東京に住んでいる高校時代の友達に会いに。
まず東京行の新幹線に乗るのですが、その時に少しハプニングが。私の席に間違えて外国の方が座っていたのです。どうしようと、窓際だったのでとりあえず通路側にいた中年女性に「これって...」と声をかけた。そしたらその方、間違えて座っていた外国人の方に全てを説明し、迅速にどかしてくれた。なんという有能さ。びっくりだ。この人絶対高学歴だしいい会社勤めだ、とか思った。そうじゃなくても仕事めちゃくちゃ出来て人望もあるんだろうなとか思った。人となりやその人の人生の背景というのは、1分足らずでわかるのか、なんと無情というか、少し複雑な気持ちになった。その方より私が先に降りたのだが、私が降りようとする動きをした瞬間即座にそれを感知し、スーツケースを空いている席にどかして通りやすくしてくれて、まじでしごできすぎる。すごいな。
私って本当はこういう人になりたかったんだよな。
無事東京に着弾。品川駅のホームってなんか好きだ。東京駅や新大阪や名古屋はどれも似ているが、品川駅のホームはちょっと違う気がする。駅全体でいったら東京駅が好き。
今回の目玉はアフタヌーンティーです。早速待ち合わせをしているホテルの最寄り駅へと向かうのですが、駅に着いた瞬間、私がずっと神谷町と神保町を間違えていたことに気づいてしまいます。なんというミス。友達は神谷町 私は神保町。(『あなたは煙草 私はシャボン』てきな)もう予約の時間の15分前だ。友達に謝罪をしながらめちゃくちゃ急いだ。幸いなことに、割と近かったので助かった。まあ遅刻してしまったのですがね。汗だくだし、ボロボロだし、別に助かってはない。ホテルと駅が直結で、ホテルに行くまでにとても綺麗で色んなお店があったりしたのですが、歩きながら友達が「ここたまに来るけど、なんとかしたいちゃんめっちゃ好きそうって思ってた~」って言ってて。私は好きだと一言も言っていないのに、当てられてしまった。私はこういう発言に愛を感じるので、嬉しかったです。直接的な表現も好きですが、私は一見、愛の表現とは全く関係ないようなところから微かに感じるものが好きです。一緒に過ごしていたりその人のことをよく見ていたりしなければ出てこないじゃないですか。だから、真実と深みを感じるんですよね。この世に正解や真はないけれど、自分の中での正解や真の基準ってなんとなくあったりするじゃないですか。それをやってのけられると、嬉しいものです。やっぱり、人へ押し付けたりしなければ、こういう基準って持っといた方がいいなーとか思います。
そんなこんなでたどり着きました。私が全力東京メトロ日比谷線ダッシュをしている間に友達が事前に受付をしてくれてた(有能)ので助かりました。いつもこういうの誰かにやってもらってる気がする。だから私、本当に周りの人達が居なかったら絶対15歳あたりで死んでるんで、ほんと常に周りへ感謝しています。感謝を免罪符にするなという感じですが。
私は東京タワーが大好きなのですが、東京タワーが目の前にあって嬉しかった。東京タワー、大好きなんだよ。
マグロのなんか、なにかがあったんですけど
これ↓
このプルプルをめくると下に鮪が現れるみたいな、そういうの。それの説明を受けている時に友達が「へ~、えっちですね!」って言ってて、ほんと何を言ってるんですか?となった。性と食を絡めるのって結構かなり苦手な方だけど、でもこの子はなんか、まあおもろいな。ってなった。「赦し」が発生しましたね。好きとか愛って、赦しだな、と本当に思います。さっきから愛の定義についてばかり語っていますね。私って、孤独や愛に関心があるんです。人間がつくりあげた、答えのないものにね。最近はエーリッヒフロムの『愛するということ』という本が気になっています。読みたいです。私って、意外と(?)長文を読むの好きじゃないし、本も全然興味無いんです。でも読みたいです。あと林真理子の『ルンルンを買っておうちへ帰ろう』というエッセイ本も気になっています。読んだら感想を書こうかな。
そんなこんなで、茶をしばきまくり、食いまくりあげました。お茶美味しかった。
友達が「私紅茶大好き。精神科でずっと飲んでたから。」って言ってて、アフタヌーンティーという空間で絶対存在しないセリフすぎるだろと思ったな。思い出なんだねーって言った。そこでの出来事を通して今好きな物になっているのはいいことですよね。
ホテルのトイレでめちゃくちゃ写真を撮る女性2人組がいた。私はもう関係なしにシャッター音が聞こえる中個室から出ましたが、友達はシャッター音が消えてから出てきたんですね。まあ、普通写真終えたら帰ると思うじゃないですか。でもその女性2人組はなんと写真先でトイレ後だったのでようやく個室に入ったんですね。そんなこと友達は知らないので、「写真長かったなー」とか言いながら出てきたんですよ、面白すぎ。無意識な攻撃。
でもほんとに長かったし、ここ置いといていっか~とか言いながら洗面台に自分らの荷物置いたままトイレの個室入っていきましたからね。いいわけないだろ。ほんと怖い、しかも普通の見た目だったから余計怖かった。こういうギャップに耐えられないんだよね私って。怖すぎるもん。普通の見た目で奇想天外なことされるのって。あと手拭くやつがガチのタオルでびっくりした、景気良すぎ。
そのあとは時間潰しにカラオケに行って、六本木のうどん屋さんにいきました。店員が全員反社って感じの見た目してた。うどん屋で麺を堪能していると、終電を過ぎそうだったので、抵抗はせず、友達が働いているお店で始発まで待つことにしました。渋谷です。
深夜早朝の渋谷。明るすぎる。人が多すぎる。夜の8時くらいじゃん、と何度も本気で思った。
東京、こんなところに住んでいたら、寂しさなんて感じないんじゃないかと思った。しかし東京は、本質的な寂しさの解決にはならなそう。それでも、こんなに情報が沢山あって、一時的にでも忘れさせてくれる、寂しさを感じる暇さえ与えてくれないような街があること、うれしく思った。何かを失うごとに、東京に行こう。
ゲスの極み乙女の『はしゃぎすぎた街の中で僕は1人遠回りした』と、ピチカート・ファイヴの『東京は夜の七時』という曲。どちらも大好きな曲なのですが、私が初めて見る姿の渋谷を目の当たりにし、この2曲の歌詞の本質がわかったような気分になれた。分かった気になっただけで、実際は何もわかっていないのだろうけどね。
p.s.
ふざけてコムドットチップス2(2ってなんだよ)を買いました。
あむぎりとやまとのトレカが当たったけど、いらないから友達のバイト先に置いてきた。後日メルカリで調べたら、コムドットチップス2には350組限定でオフラインイベントに参加できる金のカードが入ってるみたいで、それが20万とかで売られてた。あぶね、これ当たってなくて。知らなかったから。これ当たってたら20万損してた、怖。無知って怖いですね。
おしまい